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建築物を取り巻く法律。

建築基準法とは

 安全で快適な生活を送るために、私たちの周りに建てられる建築物には遵守しなければいけない法律がいくつもあります。法律自体も複雑でそれを実際の建物に運用するのにも専門的な知識と技術が必要です。

 そこで、住宅等を建築する際の主だった法律である「建築基準法」を取り上げ、その中のいくつかの法律をわかりやすく解説していきたいと思います。


建築基準法

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S25/S25HO201.html

 建築物を建てる場合にもっとも重視される法律です。

 

 建築物に関係する法律を定めた「建築基準法」にはその配下に、建築基準法の運用の方法や方策を定めている「建築基準法施工令」「建築基準法施行規則」、「建築基準法関係告示」が定められています。

 

 建築基準法は「建築物は生命と財産を守り、快適に生活ができる環境をつくること」という理念が根底にあります。そのため建築基準法は建築する住宅や建物だけでなく、周辺の建物や環境に配慮する法律も定められています。

 

 では、建築基準法は具体的にどんな法律なのか?いくつか具体例を挙げていきたいと思います。

 

建築物の高さの制限

 住宅や建築物は地域によって建築できる建物の高さが建築基準法(詳細は建築基準法施工令)により制限されています。

 

 いくつかの理由がありますが、その一つとして日照の確保があげられます。

 建築物は日光が当たることによって、周辺の敷地や建物に影を落とします。隣や周辺の建物によって、一日中日光が当たらないという環境は快適な生活環境とはいえません。そのために建築物には高さの制限が設けられています。

高層ビルの影

建築物の面積の制限

 建築物の高さと同じように、地域によって建築できる面積も建築基準法(詳細は建築基準法施工令)によって制限されています。

 

 これも理由はいくつかありますが、主に周辺の環境への配慮が目的です。

 面積が大きい=敷地いっぱいに建築している。と仮定しましょう。面積の大きい住宅を建てた場合、隣の住宅とくっついたような町並みになってしまいます。

 

 これでは日当たりや風通しが悪いですし、すぐそこがお隣さんのわけですから、窓を開けることもできません。

 これでは快適な生活環境とはいえません。そのために建築できる面積が制限されているのです。

 

 もちろん地域によりけりなので、都市部など街を発展させるために経済性を重視した地域は、面積の大きな建築物を建てることができます。

 

 今回取り上げたのは、建築基準法のほんの一部分です。実際にはいくつもの法律が絡み合い非常に複雑になります。

 

(最終更新日 2018/04/23)

(最終更新日 2016/12/22)

(作成日 2014/09/22)

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