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注文住宅ができるまで。施工編-1

基礎工事

 スタジオウエストが設計・デザインした和歌山県の木造注文住宅"House T"の実際の工事がどのようなものなのかを記事にしました。住宅の建築工事がどのような流れで進められていくかを数回に分けてまとめています。まず初めに基礎工事です。

 works"HouseT"作品紹介

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 私たちは設計・デザインすることが業務のひとつですが、工事着工後にも工事現場に出向き工事進捗、品質管理をする「設計監理」が業務でもあります。設計監理をするなかで撮影した工事記録を記事としてまとめています。それでは木造在来工法の注文住宅のできるまでを見ていきましょう。

注文住宅:工事前敷地写真

 工事着工前の敷地(建物を建てる土地)写真。


地鎮祭

 工事を始める前に神様をお祀りし、安全を祈る儀式です。

地縄

 敷地の四周と建物を建てる位置に縄を張ります。おおよその建物の位置と大きさがわかります。

注文住宅:地縄


地盤改良工事(柱状改良)、根切

 HouseTの敷地は軟弱地盤のため、基礎直下の地盤を改良し地盤の強度を確保します。

 

 事前の地盤調査(敷地地下の地質や強度の調査)により地表より約7m~8m下が強固な地盤だとわかっていたため、その強固な地盤までセメントと土を混ぜた柱状の改良(補強)を行いました。

注文住宅:柱状改良

 画像の白い円状の部分が柱状改良を行った部分です。柱状改良はφ60cm~70cmほどの大きさで1.2m~1.8m間隔で施工されます。地盤改良後、建物の基礎部分の底面の深さまで土をさらい、地表に露出させることを根切といいます。


地業

 根切後、割栗石とよばれるこぶしほどの大きさの石を敷き詰め、機械を用いて締め固めます。

注文住宅:割栗石

 割栗石を敷設後。このあと石表面にコンクリートを流し平滑にした後、建物に湿気が入るのを防ぐための防湿シートを敷設します。


基礎工事:配筋

 基礎工事は注文住宅に限らず、すべての建築物において重要な工事です。建物が地盤と接する基礎部分をつくっていきます。基礎は鉄筋コンクリート造が一般的です。まずは鉄筋を敷設(配筋といいます)していきます。

注文住宅:配筋

 配筋完了後。鉄筋コンクリートの床をつくり、鋼板の高さまで鉄筋コンクリートの壁(基礎立ち上がりといいます。高さ約30cm)が立ち上がります。

注文住宅:配筋検査

 鉄筋の配筋寸法をチェックしています。地面に埋まってしまいあまり目立ちませんが、基礎は建物にとって重要な箇所です。設計図のとおりに施工できているか入念にチェックします。

注文住宅:基礎配管

 コンクリートに埋まってしまう設備配管(写真は排水管)のチェック。


基礎工事:コンクリート打設

 配筋完了後にコンクリートを流し込みます(打設といいます)。コンクリートミキサー車(コンクリートを運ぶ)とポンプ車(コンクリートを圧送する。写真の黄色い車)が工事現場に乗り入れ、コンクリートを打設していきます。

注文住宅:基礎打設

 基礎床面のコンクリート打設後。コンクリートが固まる前に表面を平らにならします。

注文住宅:基礎床板打設

 床面のコンクリート硬化後、基礎立ち上がり部のコンクリート打設のために型枠(写真の鋼板)を設置します。その後、床面と同じように基礎立ち上がり部にコンクリートを打設します。


基礎工事:型枠脱型

注文住宅:基礎脱型

 基礎立ち上がり部の天端の高さを設計図のとおりに揃え、コンクリート硬化後に型枠をはずし基礎工事の終了です。


 

(作成日 2018/05/02)

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